
OpenAIは9月22日付でGPT-6 SolとGPT-6 Lunaを発表しました。公式の価格比較は、前世代GPT-5.6のプロモーション価格を基準にしています。ChatGPTの月額料金を半額にする発表ではありません。
- 出典・OpenAIの発表openai.com
情報の確認日は2026年9月24日です。料金の話を、自分が使う画面や支払い方に引き寄せて整理します。
「半額」の中身は、入力と出力で読む
公式発表の比較表は、100万トークン当たり、米ドルで次の価格を示しています。
- Sol:入力4ドルから2ドル、出力20ドルから10ドル。
- Luna:入力0.20ドルから0.10ドル、出力1.20ドルから0.50ドル。
Lunaの出力だけは、単純計算すると約58%の値下げです。「半額」という見出しをそのまま掛け算するより、使うモデルの各欄で計算したほうが見積もりに合います。トークンは文章を処理する単位で、日本語の文字数と一対一には対応しません。
たとえば、入力も出力も各100万トークン使ったと仮定すると、この単価での合計はSolが12ドル、Lunaが0.60ドルです。これは単価の読み方を示す計算例で、通常の利用一回の料金ではありません。実際の見積もりでは、キャッシュや処理条件、使う機能の料金も公式料金表で確認します。
- 出典・公式料金表developers.openai.com
使える場所と、払う料金は別の話
公式発表では、Plus・Pro・Business・Enterprise・Edu向けにChatGPT WorkとCodexで提供し、Free・GoではデスクトップアプリでLunaを利用できると案内しています。通常のChatではまだ提供しないとも説明しています。
- 出典・提供範囲openai.com
同じChatGPTという名前でも、モードやプランで利用できる範囲が違います。APIを自分で呼び出していない方は、まず手元のアプリで使えるモデルを確認するところからでよさそうです。APIの値下げを理由に月額契約を変更する必要があるかは、別に考えます。
AIを組み込んだ他社サービスについても、原価の変化がそのまま利用料金や無料枠へ反映されるとは限りません。実際の条件は、そのサービスの案内で確認しましょう。
安さと一緒に、直す時間を比べる
ゆずふかちゃんが注目したいのは、用途ごとに道具を選び直せる点です。短い情報の仕分けと、複数の資料を突き合わせる作業では、必要な判断の難しさが違います。
開発で試すなら、普段の入力を少量選び、同じ条件で比べるのが入口になります。料金と応答時間に加えて、次の項目も残してみてください。
- 間違いを修正した件数と、確認にかかった時間。
- 指示を追加し直した回数。
- 失敗したときに、別のモデルへ渡し直した費用。
安い応答を一度得られても、やり直しが増えれば合計は変わります。逆に、難しい作業の一部だけを別のモデルに任せれば、品質を保ちながら費用を抑えられるかもしれません。どちらも、自分の作業で確かめることです。
公式発表には性能評価もありますが、提供元の評価が手元の仕事でそのまま再現するとは限りません。順位を追い続けるより、「この処理は、この料金と確認時間で終わる」と分かるほうが、日々の選択に使えます。
新モデルへの切り替えは、一つの作業から。名前が増えた分だけ契約や手順まで一度に増やさず、必要なところに選択肢を足していきましょう。
人類に、彩りのあるひとときを。